2025/03/16 17:47
わたしが大人になってからの話です。
知り合いから頼まれてペルシャ猫を預かることになりました。
その猫は3才くらい。
飼い主さんが引っ越すことになり、連れて行けない事情があったらしく、新しい飼い主さんを探す間その知り合いが預かることになったのですが、この人が動物を飼ったことがない人で。
「一週間だけ!」」と頼まれてわたしが預かることに。
名前はペル。
とても美しい、気高い猫でした。
猫には人間の事情なんて関係ないから当たり前ですが、新しく来た我が家になかなか慣れず。
ペルもわたしもたいへんでした。
「一週間」と言われたものの、新しい里親さんはなかなか見つからず。
また環境が変わるのがかわいそうになって、結局我が家で引き取ることにしました。
3~4年くらい経った頃かな。
ある時急に具合が悪くなって、膀胱結石だという診断を受けました。
そんな中、わたしが新しく就職した会社の研修で二週間ほど東京に行かないといけなくて。
泣く泣く研修に行ったのですが。
わたしが行ってすぐにペルは虹の橋を渡りました。
研修が終わって家に帰り着いたのは夜中で、もう両親も寝ていました。
電気も付けず、二階に上がろうと階段を見上げたら、階段の一番上にペルが座っていました。
「おかえり」と言っているように。
そのしばらく後のことです。
うちの母は洋裁師で、その仕事部屋を増築したので、うちには二階が二つあります。
母の仕事部屋は日当たりが良く、ペルのお気に入りの場所だったのですが、商品の洋服に毛が付くのであまり入れてもらえませんでした。
わたしが二階の押入れのところで探し物をしていた時。
母が仕事部屋へと階段を上がる足音が聞こえたのですが、その足音を追いかけるようにペルが着けていた首輪の鈴の音が・・・。
お気に入りの仕事部屋に付いて行っていたんでしょうね。
それ以降、ペルの存在を感じることはありません。
あ、前に書いた、襖と襖の間を走った白いものはペルだったのかも!?
