2025/06/23 15:21
記念すべき30話目!
よくネタがあったな~と思います。
もうないかもしれない・・・。
今回はいよいよUFOを見た三回目のお話。
わたくし、若かりし頃、某化粧品会社に入社しました。
当時はまだ「町の化粧品屋さん」がたくさんあったので、新人は勉強のためにあちこち行かされます。
その日は初めて行くお店で、わからないことだらけの新人には緊張の一日でした。
仕事が終わると先輩と二人でJRの駅に向かいました。
改札が二階にある駅で、歩道橋のようになっている階段を上がって改札に向かおうとしていた時。
流れ星を見つけました。
それはゆっくりと真っ直ぐ落ちています。
流れ星って大気圏に突入する時の角度で、一瞬で燃え尽きたり、ゆっくり燃え尽きたりします。
これはゆっくりタイプのようで、先輩と二人、願い事をしたりして、目をやるとまだいる。
ずいぶんゆっくりだな・・・と思った時、左手側に見えている皿倉山の中腹からサーチライトのような、かなり大きな光が二回上がりました。
( 皿倉山は夜景の名所で有名です )
すると。
流れ星がカクンと直角に左に曲がり、ゆっくりとサーチライトが光った場所へと降りて行くではないですか。
曲がった!!!
流れ星が曲がるわけない!
UFOかも!?と驚き、そこで先輩と別れてわたしは家路についたのですが、後日談があります。
仕事で毎日行くのは化粧品屋さんで、会社にはあまり行かないのですが、「出社日」というのがあって、ある日会社に行ったら久しぶりに先輩に会いました。
あの日以来です。
「ちょっと!ないとうちゃん!」と呼び止められ、先輩曰く。
あの日、二人で流れ星を見ていた時、先輩の友達が車で迎えに来ていて、歩道橋の下から「あの二人は何を見ているんだろう?」と、流れ星ではなくわたしたちを見ていたそうで。
先輩が「今、皿倉にUFOが降りたから行こう!」と言って、二人で行ったそうです。
そしたら自衛隊の戦闘機が3機飛んで来て、上空を旋回して帰って行った。
レーダーに引っかかったんじゃないか、と。
スクランブル発進ってやつ!?
ほんとにUFOだったんだ!とあらためて二人でびっくりしました。
当時、わたしはちょっと苦手な営業マンがいまして。
冷たい感じのする、厳しい人でした。
その営業マンが「見たんだって!?それは間違いなくUFOだ。すごいの見たな!」と興奮気味に言いに来たのにもびっくりしましたが。
UFOは人を子供のような気持ちにさせるパワーがあるんですね。
この話をお客様にすると「皿倉山はよく出るよ」と聞きます。
また見たいな~。
