2025/07/29 14:38
母方の祖父母は信心深い人だった、という話は前も書きましたが。
その祖父にまつわるお話。
母の弟 (名前をふじおと言います) は当時、仕事で関東の方に単身赴任中。
たまに帰省する時はよく車で帰っていました。
ある時の帰省中。
高速道路を走っている時。
長距離運転で疲れていたんでしょうね、運転しながらウトウトしてしまったそうです。
すると耳元ではっきりと「ふじお」と呼ばれた。
それは祖父の声だったそうです。
ハッと目を覚ますと、前方の大型トラックに、自分の車のフロント部分が入り込むところだったとか。
そのふじおおじさんの息子 (わたしのいとこになりますね) 。
若い時はいわゆるヤンキーでした。
免許を取ってすぐの頃。
家の近くはすぐ海で、大きな長い防波堤があるのですが、その防波堤を車で走っていたそうです。
防波堤の左側は塀で、その向こうは海。
右側はコンクリートの斜面で、斜面の下は川。
(この斜面がけっこうな長さがあるんですね)
道幅は車がすれ違えるくらい。
当時はヤンキーですので、どんな運転だったかはご想像がつくかと思います。
運転を誤ったのか、その斜面を滑り落ちてしまった。
で、川に落ちるギリギリのところで、生えていた雑草にタイヤが引っかかったような状態で止まったそうです。
車が止まったところから直線で数百メートル行った先には祖父のお墓がありました。
親戚一同から「親子でおじいちゃんに助けてもらったね」と言われたお話でした。
そういえば、二人とも長男。
やっぱ長男って大事にされるのかな~。
