2025/08/18 12:22
これは母方の親戚で起こったことです。
わたしがまだ子供の頃。
いとこに「何か憑いている」という話がありました。
( いとこは母の姉の子供になります )
詳しくは覚えていないのですが、どこぞの霊能者を訪ねたら、憑いているものを「祓った」というよりは「封じ込めた」。
確かそれは数年しかもたない・・・ということだったと思います。
いとことは年も近く、夏休みとかに祖母の家で遊んだりはしましたが、そんなにしょっちゅう顔を合わせるわけではないので、何かあると母親経由で話を聞いていました。
わたしたちも大人になり、社会人になったある日。
いとこが自転車で駅に向かっている途中で倒れたと伯母から電話がありました。
意識は戻ったので警察に保護されて、自宅に連れて帰ったらまた倒れた。
その様子が親の目から見ても普通ではなかった、と。
本人に聞くと「話し声が聞こえていて、それが頭の中に入って来ると意識が無くなる」ということを言ったそうです。
そして、その話し声は子供の頃からずっと聞こえていて、それが普通で、みんなそうだと思っていた、と。
うちに相談されても何もできないのですが、当時、うちが家祓いをお願いしていた行者さんに相談しました。
「家を見たい」ということになり、後日、母が案内役で行者さんの車に同乗して伯母の家へ。
母が「この角を曲がって・・・」と言った後、行者さんは「この家ですよね」と車を止めたそうです。
当時は玄関を開けたら土間がある、田舎の古い家でした。
視てもらったところ、この家の柱に「御神木」が使われていて、一般家庭に置くようなものではない。
祓ったりでどうにかなるものではないので、建て替えを考えた方がいい、と言われたそうです。
伯母にとっては嫁ぎ先なので、家を建てたいきさつを聞いたところ。
昔大きな台風が来たことがあって神社が流され、その流木を使って建てた、ということがわかったとか。
その後、家は建て替え、いとこも声が聞こえることはなくなったそうです。
