当時親しくしていたAさんという女性がいました。

Aさんはわたしより年上の、自営業でバリバリ稼いでいる方で、石屋になったわたしを応援してくれていました。

わたしはと言えば、いろんな流れでお店を立ち上げることになり、ほんとに忙しくて、今までのような交流は持てないでいましたが理解してくれていると思っていました。

そんな中、Aさんがわたしのことをあまり良く言っていない、という話が聞こえてきました。

Aさんを介しての人間関係も多かったので、当時お付き合いがあった人たちとはだんだんと疎遠に・・・。

応援してくれていると思っていましたが、面白く思ってなかったんでしょうね。

しばらくたって、そのAさんがわたしのお店のすぐ近くにエステサロンを出すことに。

そうなったいきさつは知りませんが、やたらと近いことは気になったし、手のひらを返したような態度でお店に来たことも引っかかっていました。

そんなある日、銀行に行った帰りにバッタリ会ったんですよ。

近いからね。

その時に、Aさんは親しげにしゃべりながら、わたしの腕に自分の腕を絡めてきたんです。

それがまるでヘビに巻き付かれたみたいに気持ち悪くて・・・。

しゃべり方も、わたしが知っている今までのサバサバした感じではなく、べたっとしていて、違和感しかありませんでした。

急いでお店に戻って、OKUに塩をまいてもらったくらい。

マジで気持ち悪かったので、当時ご縁があった行者さんに「ヘビが憑くことはあるんですか？」と聞きました。

行者さん曰く、「ヘビが憑くというより、人の念がヘビ化することはありますよ」。

ヘビ化・・・。

Aさんのエステサロンはほどなく閉店。

あれからはまったく会っていません。

最近読んだ本に「ヘビ化する」ということが書いてあったので、「やっぱりあるんだなー」と、この出来事を思い出した次第です。

ネタがあってよかった。